フィレンツェのトラットリア「ガルガ」シェフ、東京・銀座の「ガルガ東京店」総料理長を務めた「エリオ・コッツァ」さんが岡山に来ていました。
エリオさんのご経歴はこちら↓
・1958年 サルディーニャ島生まれ
14歳でトリノのレストランに働きに出る
・1984年 ジュリアーノ・ガルガーニと出会い、「ガルガ」のシェフとして働き始める
・2010年 三越銀座店11階に「ガルガ」オープン。
・ 同年 「伝説のイタリアン、ガルガのクチーナ・エスプレッサ 10分でできる伊式速攻料理」本出版
奥様が広島ご出身ということもあり日本にも縁が深く、以前の玉島信用金庫主催「クロスロードカフェ」にもZOOMで参加されていました。
そんなエリオさんが来ているので、「いろいろ聞いたり、岡山のことを知っていただこう!」ってことで同行してきましたよ!
玉島信用金庫から大歓迎を受けまして、
倉敷・玉島の事業者さんといっしょにエリオさんを囲う座談会が開催されました。
参加されたイタリアン、パン、ジェラートのお店さんからは「料理のこと、調理法、組み合わせ」などなど様々な質問がありました。
以前の「クロスロードカフェ」は、コロナ禍の事業者さんを元気づける交流会ということもありましたが、今回はかなり本格的かつ具体的な質問も!
お店間のコラボレーションやイベントの提案もあったので、今後玉島ではイタリアに絡んで何やら盛り上がっていくかもしれません!
それから岡山県内の蔵元さんも巡って頂きました。
玉島の菊池酒造さんは明治十一年創業。
「燦然」「木村式奇跡のお酒」「倉敷小町」などの蔵元さんで海外への輸出も行われているそうです。
それからこちらは新見の「三光正宗」さん。
「三光正宗」さんにはフランスのミシュラン1つ星シェフが訪れたり、モナコ公国アルベール2世、マルセイユ領事へ日本酒を贈呈したりと海外との交流も増えている蔵元さん。
スペシャルなお酒も試飲して頂いて、料理への合わせ方などアドバイスもありました。
それからこちらは高梁の白菊酒造さん。
特別に昔使っていた蔵を見せて頂きました。
ヨーロッパではワイン作りの際にはブドウを熟成させることで自然にアルコールが発生します。
一方で日本酒は麹や酵母などを入れて発酵させるので、海外の方からするとかなり興味深いそうですよ!
白菊酒造さんは、そんなお米の中でも50年の時を超えて復活させた世界唯一の酒米「造酒錦(みきにしき)」用いて酒造りに活かしています。
岡山県は温暖な気候、優れた水質、それから「雄町米」「山田錦」「朝日米」など酒造好適米の生産量全国3位の酒米大国でもあります。
そんな日本酒は海外へと販路を広げようを県をあげて取り組みが行われています。
ぜひとも本場のイタリアンと合わせて県内でも日本酒を盛り上げていきたい!
他にも円通寺や矢掛・圀勝寺の椿や、酒津公園の咲き乱れる桜をたっぷり堪能していただきました。
イタリアには山桜はあるものの、桜並木のようなたくさんの桜は珍しいんだそうですよ。
最終日は子供たちに本場の料理を振る舞う機会がありました。
来日中は東京・大阪などを巡る予定。
コロナ禍の行動制限も落ち着いてきて各所賑わいを取り戻してきています。
海外との交流も今後増えていくと思うので、「海外に興味ある!」って方はぜひともアンテナを張って参加してみては!
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